犬は、私たち人間よりも早く年をとり、平均して13歳前後で寿命を迎えます。つまり、私たちがまだ若いと思っていても、実際にはシニア期を迎えているということでもあります。

また、シニア期の健康を支える上で必要不可欠なのが、シニア期用のドッグフードです。毎日の食事で健康をサポートし、より良いシニアライフへと導いてあげることが必要なのです。

犬は何歳からシニア犬になるの?

犬は、私たち人間と違い、生後12ヵ月で人間の17~18歳まで成長し、1歳半を過ぎる頃から1年に4歳年をとっていきます。そのため、小・中型犬で9~10歳、大型犬で7歳、超大型犬になると5~6歳でシニア期を迎えてしまいます。

基本的に、大型犬は寿命が短く、小型犬の方が長いと言われていますが、生活環境やその子の体質などにもよって異なるため、絶対ではありません。

また、シニア期を迎えた愛犬に少しでも元気で長生きしてもらうためには、日々の食事管理も大切です。そのためは、シニア犬にはシニア期用のドッグフードを与えるようにしましょう。

シニア期になったらドッグフードを切り替えよう

シニア期を迎えたら、シニア期専用のドッグフードを与えるようにしましょう。

よく、シニア期を迎えた日に、ドッグフードを切り替えた方が良いのか?という話を耳にしますが、必ずしもそうではありません。

今与えている成犬用のドッグフードがなくなる時を期に切り替えれば問題ないので、あまりきっちりと行わなくても大丈夫です。

また、ドッグフードを切り替える際は、7~14日間ほど時間をかけ、毎日1割ずつ新しいフードを混ぜながらゆっくり切り替えることが大切です。

なぜなら、シニア期用のドッグフードは、成犬用に比べて嗜好性が少し落ちていることが多いため、いっぺんに切り替えたり、ドッグフードのバランスを適当に行ってしまったりすると、切り替えがうまくいかず、シニア期用のドッグフードを食べてくれない可能性もあるからです。

また、中には動物病院で指定された療法食を与えている飼い主さんもいるでしょう。

その場合は、病気の治療が最優先になりますので、療法食をやめてまでシニア期用のドッグフードに切り替える必要はありません。もし、心配であれば動物病院に相談してみると良いでしょう。

どのようなドッグフードが良いか?

ドッグフードには、以下に挙げる種類があります。

総合栄養食

そのドッグフードと水があれば、1日に必要な栄養素を摂取することができるため、健康維持はもちろん栄養バランスの取れた主食が総合栄養食です。そのため、毎日の主食として与えるドッグフードは、総合栄養食を選ぶようにしましょう。また、総合栄養食はさらに下記のタイプに分類されます。

ドライフード

水分含有量が10%以下で、栄養価が高く保存性に優れています。カリカリとした食感で、パピーからシニアまですべてのライフステージで与えることができます。

ウェットフード

缶やレトルトパウチで販売されており、水分含有量が75%程度とやわらかくて嗜好性も高いのが特徴です。

セミモイトフード

水分含有量が25~35%程度と硬すぎず柔らかすぎずといった食べ応えのある食感です。この食感が好まれ、ウェットフード同様に嗜好性が高いのが特徴です。

間食

おやつや、総合栄養食と記載されていないフードなどが間食と言われます。総合栄養食ではないため、与えすぎないようにしましょう。

目的食

病気治療を目的とした療法食、サプリメントなどが目的食と呼ばれます。療法食は総合栄養食には分類されていませんが、必要な栄養素は十分に摂取できるように設定されているので、特に問題はありません。

シニアに適したドッグフード

シニア期に与えるドッグフードとしては、やはり総合栄養食が望ましいです。

また、総合栄養食でもドライ・ウェット・セミモイストと3つのタイプがあります。

基本的には、ドライフードを与えていれば問題ありませんが、うまく噛めない子やドライは食べてくれないなど悩みは様々です。そのため、愛犬に合ったタイプを与えるようにしましょう。

様々なタイプのオススメフード

ブッチドッグフード(チルド型)

公式サイト

チキン・ビーフ・フィッシュなどの動物性タンパクを約80%で構成されているため消化吸収の負担が最小限のお肉が主体のフードです。

ブッチのチルドフードは、本来の犬の消化性を考慮したフードですので、ドライフードよりも消化性が高く、ドライフードよりも犬にとって負担の少ないフードと言えます。

さらには、AAFCOという米国の機関が定める犬の栄養基準を満たしている『総合栄養食』ですので、栄養的な問題も気にせず食べさせることができます。

もちろん、原材料はニュージーランドのヒューマングレードで品質も問題ありません。さらには、ブッチは炭水化物源がほぼ入っておらず、より犬本来の食事に近い組成と言えます。

情報元:ブッチドッグフードを専門家がレビュー

K9ナチュラル(フリーズドライ)

公式サイト

K9ナチュラルはニュージーランド産で、人間食用に育てられた生肉のみを使用しています。生肉は食肉工場で処理されてニュージーランド政府公認の検査機関で検査を受けた肉のみを使用し、安全性の高い肉を使用しています。

本製品の最大の特徴は「ラムを丸ごと一頭、フリーズドライにしているフード」だということです。そのため、原材料には肉の表記だけでなく、「血」や「骨」と言った他のフードではあまり見かけない表記がされています。

また、他のドライフードのほとんどが、タンパク質をはじめとした栄養成分の熱による変性が生じるのに対して、本フードはフリーズドライ製法によって、それら熱による変性を防ぐことができます。

情報元:K9ナチュラルを専門家がレビュー

モグワン(ドライフード)

公式サイト

モグワンは食いつきが良いフードを目指して開発された、食いつきと健康を考えたドッグフードです。

「高くて安心できるドッグフードを食べてくれない」、「添加物が多いドッグフードは上げたくない」という悩みを抱えた飼い主さんにはおすすめです。

原材料は、本来肉食である犬が消化しやすいと言われている動物性タンパク質『チキンとサーモン』を豊富に使用しています。そして犬にとって消化に負担がかかると言われている穀物類を不使用とした『グレインフリー』のドッグフードです。

さらに原材料の品質も人間が食べられるレベルの『ヒューマングレード』を原材料にしています。製造工場も、国際規格に準じた製造管理を行っており、一般的なドッグフードと比べるとかなり品質の高いドッグフードだと考えられます。

情報元:モグワンを専門家がレビュー

商品選定の参考ページ:シニアにおすすめのドッグフードを専門家が選定

シニア犬の食事方法

シニア期になると、胃腸の適応能力も低下してきます。そのため、消化機能が低下していると感じた場合や肥満傾向にある場合は、1日に1~2回ではなく、1日3回程に回数を増やし、少しずつ与えるようにすると、負担がかかりにくくなります。

また、年齢を重ねるごとに、味覚や嗅覚の衰えや歯周病などによりドライフードを好んで食べなくなってしまうことがあります。その場合は、無理してドライフードを与え続けるのではなく、ドライフードをお湯でふやかす・ウェットフードに切り替える・フードをレンジで少し温めるなどの工夫をして、愛犬が少しでも食べやすいようにしてあげることが必要となります。

シニア期になると、犬も私たち人間と同じように、色々な病気にかかりやすくなる・関節が弱くなる、介護が必要になるなど、様々な問題を抱えるようになります。その中でも、日々の食事は、健康維持や病気の進行を防ぐためにもとても必要な手段なのです。

愛犬に少しでも長く元気で健康でいてもらうためにも、シニア犬にはシニア期用のドッグフードを与え、毎日の生活をサポートしてあげましょう。

人気の犬種ランキングにおいても、いつも大多数を占めている小型犬は、初心者の人でも飼いやすく、室内飼いができることから、常に人気を誇っている犬種です。

一方、小型犬は食ムラが多く、ドッグフード選びには頭を抱えることもしばしばあります。それでは、小型犬にはどのようなドッグフードが向いているのでしょうか。ここでは、小型犬の特徴やおすすめのドッグフードなどを紹介していきます。

小型犬の特徴は?

現在、人気の犬種ランキングにおいても大多数を占めている小型犬は、体の大きさが小さいこともあり、飼いやすい・お出かけしやすい・可愛い洋服が多いなどの理由から常に人気を誇っています。以下に挙げる犬種が、人気のある小型犬になりますが、街中でも見かけたことがある人が多いのではないでしょうか。

チワワ
ミニチュア・ダックスフンド
トイ・プードル
シーズー
ヨークシャー・テリア
パピヨン
ポメラニアン
マルチーズ
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
ミニチュア・ピンシャー

小型犬は、大きさも小さいことから室内飼いがしやすく、犬を飼うのが初心者の人でも飼いやすいと言われています。

しかし、小型犬にも犬種特有の特徴があり、毎日の散歩が必要で、しつけに少し時間がかかることもあるため、可愛いからという理由で飼うのではなく、その犬種の特徴をよく知ってから、ご家庭のライフスタイルに合った犬を飼うことが大切です。

小型犬にはどんなドッグフードが合うの?

小型犬は、食ムラが多いと言われており、特にチワワやヨークシャー・テリアなどに関してはその傾向が特に強く、動物病院でよく食ムラの相談を受けることも多いです。そのため、ドッグフード選びに頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

小型犬のドッグフードを選ぶ際、以下のポイントを抑えておくと、愛犬に合ったドッグフードを見つけることが出来ます。

小型犬用の超小粒や小粒タイプを選ぶ

販売しているドッグフードの中には、ドッグフードのギブル(粒)の大きさが、小型犬用に超小粒・小粒と2つのサイズを用意していることがあります。どちらも小型犬用になるため、愛犬のサイズに合わせてどちらかのタイプを選ぶと良いでしょう。

嗜好性の高いものを選ぶ

小型犬用のドッグフードは、食ムラが多いことを考慮し、基本的に特に嗜好性が高いものが多いのですが、パッケージに【高い嗜好性】などと記載されているものを選ぶのもポイントです。

生活環境に合ったドッグフードを選ぶ

小型犬は、室内飼いされることが多く、中には散歩にあまり連れて行かない飼い主さんも多いです。しかし、あまりに運動量が少ないのに、食べているドッグフードの量が多いと、あっという間に肥満に繋がります。小型犬は、すぐに体重増加に繋がり、関節の負担増加や病気のリスク増加など、健康を損ねることが多いです。そのため、運動量が少ない犬の場合は、できるだけ体重維持をしてくれるドッグフードや室内飼い向けに販売されたドッグフードなどを選ぶと体重維持に繋がります。

小型犬に人気のドッグフード

それでは、小型犬にはどのようなドッグフードを与えると良いのでしょうか。ここでは、小型犬に人気のドッグフードを紹介していきます。

ロイヤルカナン エクストラスモール&ミニ

エクストラスモール(成犬時体重1~4kg)

ロイヤルカナンのサイズヘルスニュートリションは、犬の特性に配慮し作られたドッグフードです。

高い嗜好性

小型犬や超小型犬は食ムラが激しく好き嫌いが多いのが特徴です。また、体が小さいために胃も小さく一度にたくさん食べることができません。そのため、少量であっても高い嗜好性と必要なエネルギー量を十分に摂取できるように調整されています。

ギブル(粒)の大きさ

小型犬や超小型犬の小さな顎にあったギブルにすることで、食べやすくしています。

ミニ(成犬時体重1~10kg)

歯の健康

小型犬は、乳歯が残りやすく、よく噛まずに食べることが多いため、歯のトラブルが多い傾向にあります。そのためギブルの形状や歯の健康を考えた成分を配合することで、健康的な歯の維持をサポートします。

皮膚や被毛の健康

小型犬は、皮膚のトラブルを起こしやすい傾向にあります。皮膚や被毛の状態は、健康のバロメーターとも言われているため、健やかな健康を維持するためにオメガ3系不飽和脂肪酸などを配合しています。

ロイヤルカナン インドアライフ

ロイヤルカナンのインドアライフは、室内で過ごすことが多く、外に出ることが少ない小型犬のために開発された、室内飼いの犬に適したドッグフードです。

体重維持

室内で過ごすことが多く運動不足になりがちな小型犬のために、適切なカロリーに調整することで、体重維持をサポートします。

運動の有無

インドアラフでは、運動の有無によって給与量が異なります。そのため、適切な量を与えることができます。

BLUE ライフプロテクション・フォーミュラ

BLUEのドッグフードは、アメリカで大人気を誇るドッグフードで、品質に高いこだわりを持っているのが特徴です。

高品質の原材料

高品質の鶏肉などを使用しているため、鶏や家畜の副産物ミール・コーン・小麦・大豆などは使用していません。また、合成着色料・合成香料・合成保存料も不使用です。

ライフソースビッツ

独自に開発されたライフソースビッツには、健康維持には欠かせない抗酸化栄養素・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。

ギブル(粒)の大きさ

小型犬に適したサイズにすることにより、食べやすくするだけでなく歯の健康もサポートします。

このように、食ムラが多く運動量が少ない小型犬のために、ドッグフードも色々と工夫がされています。これらはすべて、小型犬の健康維持に繋がるため、ドッグフードを与える際は、小型犬に合ったタイプのものを選ぶようにしましょう。